ステップ毎に

 

安達さんのブログはライフハックっぽくて、分かりやすい解決策を提示してくれるから読んでいて心地よくなる。

けれども、それを行動に移すかどうかは難しく、そもそも彼(ら)の言う文書を理解しているかどうかは自分を含め多くの人にとって怪しいんじゃないかと思う。

なぜなら、彼らの非凡な経験の上に打ち立てられた、体系的経験則であり易々と平凡な作業をこなしている我々の生活に当てはめることはリアルじゃないと思うからである。

 

カルロスゴーン騒動の日産社長記者会見を見ていて、Twitterでは匿名有名人と識者たちがポジションを取って、且つ自分の職業経験に当てはめていろいろ書いている。

凡庸な人間には、経済はスピード感があって激しいので書いてあることもかっこいいので刺激的であるが、ポジションを取って何かアウトプットする事でしかあっち側にはいけないんじゃないかと自省を含めて感じた。

 

閑話休題

 

日々多くはないが、未経験の仕事と対峙する事が多い。

例えば、会社の設立から具体的な会計処理まで形は様々だが多くは企業税務会計に関わったことである。

手っ取り早く知識を得るために、体系だって知識を習得できる資格の勉強を行っているが、ここから得られているのは具体的な知識ではなく会計的な考え方である。

Twitterで賢い人が、会計士とは思考の方向性(ざっくり)を表す的なことを書いていた気がするが、その通りであるし年齢と専門性を重ねるごとに自分の軸となるし頑固になっていくのだろうと思う。

一方で、USレベルの浅い知識では実務に当てはめられることなど現時点ではほぼなく、具体的な実務が降ってきた際に多方に聞き、自分で調べ回答することを繰り返すしかない。

 

ここで大事なのは、一回やったらその実務を論点分けしてストックしていくことだ。

繰り返し繰り返しできる大企業の若手は、何も考えてなくても無意識的に出来るようになるんだろうと思う(怒られるし、恐怖は一番わかりやすいドライバーだ)。

数少ないチャンスしか振ってこない中で経験値をためるには、実務のドットを結び付けて、打席に立ってアウトプットして、並行して体系的な学びをインプットし続けるしかない。

 

無意識的に生きてきたし、それでわりとどうにかなったけど、

あっち側の世界で頑張るには日々をconsciousに生きないとまずいぞ。自分。